



あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
ここ西永福商店街は、東京のへそ、パワースポットとか、小さいおじさんが住んでいるとかいわれている大宮八幡様への参道です。お参りに行かれる多くの人波があります。そんなわけで、ものずき屋もお正月三が日営業いたしました。お参りに行かれる善男善女、老若男女、今年は着物姿を例年よりも、多く見かけました。
店頭のボデイにも着物を着せました。元気がでそうなオレンジでまとめて。着物はお召しで、梅みたいな枝花とつぼみの細かい織り柄です。帯は大輪の薔薇の花。どっしりしていますが、名古屋です。帯留めは、薔薇とオレンジつながり、陶製銘入りです。 茶色の紬の羽織は男性用、丈があり、無地なので合わせやすい。


私も三が日は着物出勤。いつもお正月に締めたくなる濃い茶色の縮緬花札の帯。今のながもち屋の前身的存在の西武着物倶楽部で購入。ブルーの地に細い水色のたて縞のお召しの着物はゑり善の銀座店で。友達に誘われて行った催事で購入。

二日目。古着の結城。自分で解いて、梅が丘の悉皆屋で洗い張りをしてもらい、友達が懇意にしていたおばあさん一人でがんばっていた奥沢の呉服屋で仕立てました。帯は黒地の縮緬に絞りの椿。下北沢の呉服屋の店先で見つけました。羽尺だから、付け帯3本できるということで着物友達3人でお揃いにしました。悉皆屋も呉服屋も、今はなくなってしまいました。
3日目。店頭の什器を着物で動かすのはとても大変。ウールに半幅帯の方が良いのではと、紬風ウールに結城の半幅帯。着物は15年以上前に、下北沢の呉服屋で誂え、何年も着ました。半幅帯は、当時お茶ノ水にあった仙壷堂で購入。顔見知りになると、奥の倉庫に案内してくれました。倉庫のお宝の山、小袖や振袖、紬や絣など気が遠くなるくらいでした。鎌倉彫の瓢箪の帯留めは目黒の池田で購入。長身の池田重子さんがお店にいらして、瓢箪を「渋い趣味ですね」と褒めて(?)くださいました。
着物や帯には、人それぞれの物語があります。物との出会いは、また人との出会い。断捨離流行りの昨今であるが、物を大事に慈しむ気持ちは捨ててはいけないと思う。
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